2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧
A.歌を一度聞いてみないとなんとも言えないのですが、歌を歌う基礎として、発声練習を行ない、発声を安定させることは大事なことです。しかし実際にコンサートやライブ等を行なっていく中で身につく部分もあります。ですから発声練習等の基礎練習を行なわ…
A.声の幅といっても、声のトーンの高低や声質の硬さ・やわらかさ、ボリュームの大小など、いろいろな意味があると思うのですが、ここではそれらも含めて、一本調子にならないように、自由に表現できるようになるには、という観点で説明をしていきます。「…
A.基本的にテンションを高めて、感情を出していくことは大切です。ですからそれが独りよがりではなく、自己満足ではない感情になればよいのです。そしてこの感情は、今後どんなに技術的なことを学んでいっても、忘れてはいけない部分です。まず呼吸法や発…
A.この場合の技術や技術的とは、基礎または基礎力ということで、どんな技術というように語れるものではありません。この基礎(力)というものも演奏を支えるみえない力なので、説明すると演奏が乱れないために支える全ての力となります。前回述べた「技術…
A.どんな方法でもよい点とわるい点がありますし、そこでどういう人がどう行なわれているのかという2点を知らずして、適切なアドバイスは、できないです。ただ、音程だけなら、録音してチェックしてみる(自分で判断できる場合)、他人にチェックしてもら…
A.普段の喉頭の位置の高さはそれほど、気にする必要はありません。歌声と喉頭の位置とはそれほど、関連づけて考える必要はないと思いますが、どこに問題があるのかは文面だけではわかりません。気になるようでしたら、耳鼻咽喉科(音声医)にいってみてく…
A.発声的によいかた又は良い方向へ向かって行かれている方というのは声を聞かなくても歌っているフォームを見ただけで大体わかります。ということは声を聞かなくても発声が良くない方はわかってしまいます。発声のよい方というのは歌っている姿、立ってい…
A.春は年々花粉症に悩まされる人が増えていますが、最近は秋の花粉症も耳にするようになりました。また先日は季節外れで中国から黄砂が来たり、新種のインフルエンザは増えていますし、日頃から予防と体の声に耳を傾けてほしいと思います。看護師をしてい…
A.声の世界に関わらず昨今の世の中は「個性」を重要視する風潮があります。しかし個性ということばほど曖昧かつ疑わしいことばはないと私は思っています。テレビから流れてくる歌よりもNHKのど自慢で素人が歌っている歌のほうがうまいと感じたり、ダン…
A.プロの歌い手が何でも歌えるかというと違います。声楽家がクラシックの歌を何でも歌えるかというと違います。もっと言えば、テノールが テノールの歌を何でも歌えるかというと違います。歌にはそれぞれの声を活かす曲があります。何でも歌えるがプロでは…
A.これは声の世界の話だけではありません。全てのことにいえるのではないでしょうか。たとえばストリートダンスを踊るのであればゼロからはじめるよりも子供のころクラシックバレイをやっておいた方が有利でしょう。ギターをやりたいのであればピアノが弾…
A.楽な音域ほど丁寧に歌う癖をつける。これは初心者からある程度実力がついた方全てにいえる問題だと思います。自分が出し辛い音域、高い音域などはしっかりと頑張って歌おうとするのに楽な音域に来ると急に体もテンションも弱々しくなって音に張りが無く…
A.むしろ、変な声が強化安定して、落ち着き、変な声でなくなれば、鼻からも流れるでしょう。そういうわけで、逆の手順を踏むのは、間違いのもとになるので、ひかえたほうがよいでしょう。安定してくるまで、じっと辛抱がまんです。(♭Ξ)
A.ヴォイストレーニングは感覚と体作りの両面を鍛えなければいけません。声を出す感覚は人それぞれですし、トレーナーの感覚と生徒の感覚が同じわけがないのでトレーナーによって分かりやすい方と分かり辛い方が出てくるのです。体作りなどはある程度均等…
A.声を軽く扱わないと、自分の体の中で音が鳴りすぎてしまうために音程がわからなくなります。録音を聞いて参考にしながら、よい音程を模索してみてください。(♭∀)
A.喉はからだの一部なので、からだ全体の調子が、ほぼダイレクトに、声に反映されてきます。オペラ歌手など声楽家にとっては、あたりまえのことですが、声を使うということは、からだを楽器として使うということなのです。そのため、当然ですが、楽器の手…
A.「息を流す」ということと「息もをもらす」ことをごっちゃに考えて、息を流せば流すほどロングトーンが短くなったり声に芯が無くなったり高音が出なくなったり、と悪い方向にいくひとは、「抵抗とリラックス」の2つを覚える必要があります。この2つは…
A.まず、声楽においてですがビブラートはかけようと思ったりしないものです。喉声が回避できれば、自然なビブラートは何もしなくても付いてきます。(♭∀)
A.声楽のテクニックの中で、レガートは基本中の基本であり、生涯かけて磨いていくテクニックだと思います。レガートをどれくらい美しく歌えるか、ということを突き詰めていくことが、声楽家の歌手生命を長いものにしますし、ドラマティックな曲をたくさん…
A.共鳴は、決してつけようと思ったり響かせようと考えてはいけません。良いフォームの上に発声し、結果豊かに響くことを目指すべきです。響きを作為的につけようとした悪い見本は、「声楽家チックな」声です。録音した自分の声と、声を出しているときに自…
A.高い音に関して、声のポジションを高くとよく言いますが、それによって支えを抜いてしまう人はとても多いと思います。胸の辺りで声を圧縮するような力を使わずに高いポジションで響かそうとすると、声が浅くなってしまい結果ダイナミックな高音は得られ…
A.オペラとロックは相反するジャンルだと感じるかもしれませんが、私は非常に近いジャンルなのではないかと思います。特にヴェルズモオペラ(1900年~)以降のオペラではグリダンド(叫ぶ)という表現が必要になってくるということもあります。オペラのCD…
A.お腹の使い方という前に、声はどのようにしてエネルギーを持つのか、ということをわかっておく必要があります。呼吸が活発に動くということは、肺が活発に動きということです。肺は、肋骨によって守られています。つまり、肺が活発に動きには、肋間筋が…
A.声を支えるとよく言いますが、これは感覚的なことばです。声を支えることがうまくいったとき、お腹や腰、胸などで声を支えている感覚になります。みなさんが何かものを支えるときを考えてみてください。動かないようにしようと考えないでしょうか。つま…
A.たまに見受けられるタイプですが、高音域をはっきりとした母音で発声しようとしすぎるタイプの人がいます。高音域は、パッサッジョを超えてアクートという域に達したとき、ことばをしっかりと発音できる域ではなくなってきます。往年の大テノールで、Giu…
A.声を磨くということは、長い目で見なければなりません。明日には、自分の今もっている声の2つも3つも上のレベルになるように考えると、どこかに無理な力が入ってしまうと思います。それとは反して、発声上で例えば邪魔になる癖をひとつ排除することに…
A.声の響きとは、決して作り出すものではなく、正確なメソッドにのっとった時に自然に響きものであると思います。響かせようとしている、意識していること自体が、自然な発声の邪魔をしている人はたくさんいます。そのような声は大体、録音した自分の声を…
A.喉を開けるといいますが、このことばはあまりよいことばではありません。喉を開けようと思って発声すると、パッサッジョで声が開いてしまい、アクートすることはまったく不可能になってしまいます。高音域では、声は閉じなければなりません。もし、声を…
A.よいアーティストは、外見的にも「かっこよく」みえるものです。それは、アーティストがもつカリスマ性やファッシヨンなどの話ではなく、‘フォーム’のことです。まず、しっかり下半身で立つということです。意外とこれができないがために声を出しづらく…
A.声がうまくでないことを、ほかのもののせいにすることは簡単だともいます。滑舌が悪いのは顎が出ているせいだ、舌が長いせいだ、人よりも扱いづらい声帯を持っているからだ、体が小さいからだ、などを言い訳にする人は、要注意です。これらを克服するこ…