2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧
A.まず初めに声量は個人差があります。個人差というのは、体はひとりひとり違うということです。持っている声帯、骨格、筋肉すべてが異なります。ですから、同じ練習方法をやっても凄く大きい声が出る人と、出ない人の差が出るのです。しかし、人それぞれ…
A.日々の積み重ねで、声量はついていきます。ベルカント発声においては、共鳴する部分を増やすことで声量はついてきます。どうしても、喉だけで頼ってしまう方には、最初から、大きな声を出すのではなく、ピアニシモで響きで歌うことを覚えて、そこから、…
A.声量を増すということは息の通りをよくすることをまず考えなければいけません。しっかり息が吐けてくると声量は自然に大きくなっていきます。たとえば登山にきて「やっほー」と呼んでみたり離れた友達に「おーい」と叫ぶように声をだしてみるとよいでし…
A.声帯とその周りの発声に関わる筋肉と、呼吸関連の筋肉が、それぞれ強いことが、まず声量アップのプラスになります。そして、それらをどのように使うのが効果的なのかという、テクニックの修得がもうひとつのポイントになります。私自身は、声帯周りと呼…
A.まず、初学者は特に、声量をつけるという考え自体を持たない方が賢明です。それよりも、声を遠くへ飛ばすと考えてみましょう。よく支れた声は、自由に音量を調節することができます。逆に、声量が…と考えている人のほとんどは、仮に大きな声を出せるよう…
A.まずは息を強く吐ける体作りが大事です。大きな声を出す、という意識よりも、強く息を吐いて、その流れに声を乗せる、その結果大きな声が出せるというのが理想です。もともと喉が弱かったり、痛めている人の場合は、治療をしたり、完治してから取り組ん…
A.私が風邪が流行る季節にひかないように心がけていること。 1.うがい、手洗い。 うがいをする時、「ア」ではなく、「オ」で行うと、喉の奥の方までうがいができて効果的です。 2.十分な睡眠とバランスのよい食事。 疲れていると風邪をひきやすいので、日々…
A.複合拍子とは、3拍子を1つのグループとして数える拍子です。 6拍子、9拍子、12拍子、16拍子などがあります。 音符を数える時、「1と2と3と4と・・・」と2等分して数えることが習慣づいていると思いますが、この複合拍子はそのように数えることがで…
A.楽譜を見てみると、決して高い音ではありません。声を聞いてみると、ガッチガチに喉で固めて、息も流れない状態で歌っていました。これでは出るはずがありません。 喉で支えてしまうから、ちりめんビブラートになるのです。音が低いのも、声を力で押し、…
A.息漏れの状態か、または、浅い呼吸で喉や胸を締め付けて発声しているのではないでしょうか?正しく腹式呼吸ができていない場合も、浅い声になります。声帯は筋肉と粘膜でできていますから、この筋肉がうまく使えないといけません。 まず正しく腹式呼吸が…
A.この質問にこたえるのはとても難しいですね。変わる人は一回でも変わりますし、時間のかかる方だと年単位になる方もいらっしゃいます。また、どの地点を目標とされているかによっても回答は変わってきます。 ただ、レッスンを受けるにあたって、みなさん…
A.これは、腹式呼吸を保ちやすくし、呼吸が浅く胸式呼吸になり、声が浅くなったり、喉に負担がかかることを防ぐ為です。 イタリアのオペラ歌手の方も、本番前に必ず、重心の確認をするといっている方がいました。 現代人は体系の面では、栄養面でも不足なく…
A.生徒さん自身もトレーナーも気づかないような基礎的な部分がおろそかになっていたりできていない生徒さんが実は多いのではないかと思うのです。 口を縦に開けれない、舌が自由に動かないなど声楽家にとって当たり前のことが中々上手くいかない方が多いこ…
A.私たちヴォイストレーナーは一日に多くのレッスンを行ない、長い時間指導をすることが多いです。このときに調子が悪かったりトレーナー自身の発声がよくないとすぐに喉をこわしてしまいます。特にパッサッジョが上手くいかないトレーナーが生徒を指導する…
A.オペラの稽古をしていると時々変なスイッチがはいったような状態になるときがあります。いつも起こるわけではありませんが私はこの状態はマラソンランナーがおこるランナーズハイと同じような状態だと思っています。歌いきって疲れきった状態でおこるから…
A.ベルカント唱法についてのことを書いたサイトを見る機会がありました。その中にはイタリア物の作品とドイツ物の作品を同時に勉強してはいけない。という記述がありました。言いたいことは大変わかりますし、そうできればありがたいのですが、現在の日本に…
A.まずは母音を正確に歌う訓練から始めていかなければいけないと思います。特に日本人のレッジェーロと呼ばれる声の方たちは声が薄い人が多いので深さも同時に勉強していかなければいけないことを再確認する上でも発音の問題と向き合うのはよいことだと思い…
A.よい声の感覚について、よいたとえがあります。よい意味での金属音です。ハンドベルの音、お寺の鐘の音、などの音ですね。金属の表面が振動し続けることによって、余韻の音がずっと遠くまで聞こえます。大きい音でも小さい音でもです。声帯も振動して音を…
A.たいていの指導の現場で履き違えられてると思うことですが、 そもそも発声理論を舞台から切り離した現場は、百害あって一利なしだと思います。これはもちろん発声よりも表現や演技が重要、というものとも違います。 たとえばレガートにしろジラーレにしろ…
A.声を仕事にしたいと思う人は、自分の名声のために、よい声といわれたい、よくよい声と言われるのでそれを利用して楽に生活がしたい、という考えで取り組めば必ず失敗するでしょう。それは、聴いてくれる人が心地よい気分を感じてもらうため、「人の為」と…
A.声を絶対に、鳴らそうとしてはいけません。鳴らそうとして出した声は、狭い部屋の空間ではいいように感じるかもしれません。大ホールでは、自分の声が何も出ていない感覚になっていきます。ホールの箱が大きければ大きいほどです。声を鳴らそうとすると、…
A.声楽に限らず、楽器演奏というものは耳の問題がついて回ります。ある程度、声が出るようになり、息もコントロールできても実際に演奏会でホールなどで歌うとうまく行かない、とか録音を聞くと思ったような声になっていないといことがあります。(特に録音…
A.皆さんは、スピーカーから出てくる歌手の声を真似しようと思うと思います。しかし、録音した声と実際にマイクを通さないで出す歌手の声には大きなギャップがあります。よい歌手ほど、狭い部屋で聴くとその声に物足りなさを感じるということはあります。大…
A.姿勢がまっすぐかどうかそりすぎたり、猫背だったり、左右のどちらかに傾いていないかまずチェックしてください。 余裕がでてきたら、表情にも注目してください。歌っているものと表情が噛み合っているか客観的に判断していきましょう。 (♯Ж)
A.なるべく多くの部分がくっついてない状態でイの音が言えるようになることが目的です。かみ締めていない、顎が緩んだイをいえるようになりたいのです。全部舌が降りた状態でのイは、より外国語の発音のiに近くなるので、日本語の音感としては少し不自然に…
A.表現とは読んで字の如し、「表に現す」=人に伝える。表に出すには、まずは自分の中に表現するための素が必要です。ない袖は振れませんから。 音楽はもとより、本を読んだり映画を見たり絵画を見たり、自然の中に身を置く等々・・・。さまざまなシチュエ…
A.なぜ単調になってしまうのかを自問自答してみてください。 レコーダーに録音して聞いてみて、自分が発声している感覚と合致しているでしょうか?感受性が声になること、そしてそれが表現として相応しいか・・・。これは永遠のテーマです。単調になってし…
A.こういう質問はトレーナーからすると、とても嬉しいですね。 一生懸命取り組もうとしているのがよく分かります。どれくらい練習するかですが、これは本当に人によってまちまちです。 毎日練習をする方もいれば、二日に一度、三日一度、本番直前、もしく…
A.喉の開放と腹式呼吸の二点が重要です。しかし、あまり声を出そう出そうとしてしまうと、たいていの場合力んでしまい逆効果なので音量を基準に考えて練習しないほうがいいでしょう。お腹からの呼吸をきちんと発声に結び付けられているか、喉に余計な力が…
A.レッスンをしても効果が上がらないと感じるのは辛いですね。 ケースによるのですが、最近来る生徒さんに多い傾向で、思い当たることがあるので一つここに紹介したいと思います。 というのは、皆さんの身体の状態です。肩こりがひどかったり、疲れやすかっ…