2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
A.呼吸法の目的は、息を楽に出させることではなく、息を吐いている時に丹田の意識を持つことと、息の流れをつかむためです。ですから、ラジオ体操の深呼吸とは全く別ものです。唇を丸めるようにすることはなんら問題はありません。ろうそくの火を一息で消…
A.低いドから高いミぐらいまで声楽の発声で体から声を出せるようになってきたら、コンコーネ50番に進んでみましょう。どれも最初はゆっくりから中くらいのテンポなのでピアノで伴奏部分も確かめながら、一音一音丁寧に練習していきます。最初はどうしてもド…
A.『声量は変化量』(「ヴォイストレーニング基本講座」P80)とあります。変化量とは息の量です。音量に変化(ピアノ~フォルテ)をつけたいときは、息の吐き出す量・勢いをコントロールするのです。フォルテだからといって、やみくもに声をあらげるのでは…
A.音楽の世界はこれが一番の悩みですよね。絵画や文学は部屋があれば活動ができますが、音楽はそうはいきません。名曲を、いくらすばらしい声で歌っても、ほかの人からすれば騒音と捉えられてしまうことがあるくらいです。具体的な練習場所としては、スタ…
A.口を開きすぎると、ひびきが変わって、音程が下がりやすいので、あまり、口を開かないことです。また、ウやオなどの口をあまり開かない母音で歌ってみることが大事です。
A.表情も大事です。笑って歌うだけでも、いい響きで歌え、音程がよくなることがあります。ミとファは半音ですので、音程の幅が狭くなるので、注意して歌ってください。どうしても、リズムや音程がとれない場合は、楽譜の最後から、歌ってみると、スムーズに…
A.国によって違いますが、クラシックでは、イタリア語を使うことが多いです。他に、ドイツ語もでてきます。ドレミファソラシという、呼び名はイタリア語です。クラシックでは、音符の名前はドイツ語で呼ぶことが多いです。ドはC(ツェー)、ドのシャープは…
A.息、ハミング、声の順で発声して、息の上にのった声を意識してみてください。息ももちろん大事ですが、流れる息に抵抗するものがなければ、長いフレーズを歌いきることができません。また、ある程度の音量も出すこともできません。それが、横隔膜の働きで…
A.その声の感じは今まで耳にした事のない種類の声質だったかもしれませんね。どこか別世界みたいな、歌詞が分かったらなあという気持ちはよく分かります。大体オペラはセリア(悲劇)とブッファ(喜劇)に分かれていて登場人物の心情を歌うシーンが見所、…
A.歌いだしの前に、どのくらいのテンポで歌いたいのか、自分でテンポを決めなければいけません。そこで、歌う前に、1小節分、カウントをとりましょう。手拍子でしっかり確認してください。そのまま手拍子をしながら、歌ってもよいでしょう。手拍子をすると…
A.よく発声練習のときは冷たい飲み物などは喉を冷やすからよくないといわれます。確かに身体や声帯が温まってきているのにそこに冷水をかけてしまうのは、アクセルを踏みながらブレーキをかけてエンジンを駄目にしてしまうようなものです。しかし今度は熱…
A.いわゆる声には「声区」というのがあって高音に行くに従って地声から頭声に移行させチェンジさせる箇所が必ず出てきます。美しいフレーズを歌うためには喉の奥を良く開ける、息と声を柔らかく混ぜ合わせるのですが、最初はコツをつかむのが難しいようで…
A.音程に関する問題、悩みは多くの人から聞かれますが答えはひとつに限られるとはいえません。音階練習でピアノの音をしっかり聞きながら、感じ取りながら発声する、自分でも鍵盤を弾いて一つ一つ丁寧に確かめる、MDレコーダーなどで録って確認する、な…
A.そうですね、基本的に日々よいコンディションを保つ、ベストを尽くすというのが大切ですが季節の変わり目や、電車に乗っていてたまたま風邪が移った気がする、などふとした環境の変化によって体調は変わります。特に声帯はとてもデリケートで腫れたり炎…
A.何も準備をしないでいきなり声を出して「歌おう」とすると誰でも体がついていきません。まず自分のペースで軽くストレッチをして体を起こしていきます。これは朝でも夕方でもまずトレーニングの前の習慣として心がけていきます。睡眠はしっかり取れてい…
A.普段話している中で「今息を使って話しているな」とはあまり意識しないかもしれません。歌う前のストレッチと組み合わせてみると効果的です。まず椅子に座っておなかの横に両手を軽くあて、そこに息がたまるように「いち、に」と2秒間で深く吸います。こ…
A.レッスン時間は限りがあります。レッスンにきて、その日に、初めて声を出すというのではなく、できるだけ前回レッスン中に習得した発声練習法、呼吸法、コンコーネなどを復習して、レッスンにのぞむようにしてください。忘れないように復習して覚えると…
A.レッスンの始めにいつもストレッチを軽くやるようにしていますが、これは体の力を抜いてリラックスしながら体から声が出やすくするための準備です。それと同時にスタジオの鏡を使って姿勢をチェックする時間でもあります。姿勢が悪いと本来ならば息が体…
A.音域は正直、一概にここまで拡がるとは言い切れません。しかし、音域の捉え方はしっかりと持つようにしてください。音声学には「低声区」「中声区」「高声区」に分かれます。基本的に低声区は持って生まれた声帯で決まってしまい、下にはあまり拡げるこ…
A.喉声であるという自覚があるということは、発声に疑問を持っているということですね。疑問を持てたことで問題は解決の方向へ大きく前進しています。普段の話し方、言葉の発音から変えていきましょう。どうしても「歌う」ことを意識して歌いだすと、ふし…
A.声が定まり難い原因のひとつに、「声が拡散気味」であることが考えられます。 どういう時に声が拡散するかといえば、口が必要以上に開いている・息を多く吐いてしまっている…などが挙げられ、また拡散ではありませんが、腹筋や横隔膜の支えがふらついたり…
A.レッスンの時は、発声の事で「できた」「つかんだ」と思ったり感じたりしても自宅やスタジオで改めてやってみると、その良かった時の感覚や身体の状態に近づけなかったり、「せっかくあの時わかったと思ったのに」と、まるで獲物がスルリと逃げてしまった…
A.恐らく声の容量より息の容量の方が上回ってしまっているためでしょう。「シャー」と息もれしてしまい、声に息が反映せず、声が思ったほどには鳴らないという状態ないのではないでしょうか。息がもれそうと思ったり、感じたときは、声を集めてみてくださ…
A.音の高低に関わらず、喉がつまるというのは余計な力が働いてしまっていることなので、できるだけどそうならないようにしていく必要があります。発声、曲の練習など声を出す前に、一つの方法として、「あくび」をしてみましょう。日本人には多いのですが…
A.まず一人ひとりに得意な母音と不得意な母音があると思います。どれが得意でどれが不得意なのかも異なるものです。「苦手だ」と思っていると、その意識を取り除くのは、結構難しいことです。まず声を出すとき、声を整えるときは、自身が出しやすい母音、…
A.高い音が苦手という意識があると、歌っているときに高音に差しかかれば、萎縮したり、心や身体の中で上記のような意識が出てしまいます。それだけでしぜんな状態ではなく、何かを意識した状態になるわけですから、声に少なからず影響が出ます。苦手、萎…
A.どこでもできる方法としては、ハミング(鼻にかける・あてるようにしっかりと)があります。入浴中、家事中、移動中など、いつも行っている発声パターンをハミングで、また練習中の曲の苦手な箇所をハミングで、繰り返しやってみましょう。この際、音量…
A.過剰に息がでていれば当然、シャーシャーと息もれしてしまいます。声を息のバランスを同等にすること、そして声を拡散せず、「集めて」(のどで集めることではありません)、「集める」という意識を持った上で、再度、声にしたり、歌にしたりしてみてく…
A.歌は身体が楽器と言われるように、身体の調子は少なからず声や歌に影響すると考えてよいでしょう。年齢が若ければ多少のことは「若さ」でカバーできることもあります。しかし、明らかな睡眠不足では如実に声や歌に反映してしまいます。睡眠によって、喉…
A.練習の際はテープやMD等に録音して、自分の声を確認し矯正していきましょう。これは可能ですし、必要なことです。なぜなら自分の耳(内耳)に聞こえる声と、実際に発して外(空間)にでている声の感じは異なるからです。そこで、自分の声を聞こうとし…